ジャスミン(Jasmine)
概要
ジャスミン(Jasmine)は、ペルシャ語の「ヤスミン」に由来しており、「神からの贈り物」を意味する女性名です。
一部の文化では男性名として使われることもあります。
Jasmin、Jasmyn、Jasmyne、Jazmin、Jazmine、Jazmyn、Jazmynn など、ジャスミンにはさまざまな綴りがあります。
ジャスミン(植物)は日本語では「茉莉花(マツリカ)」とも表記され、「茉莉花(まりか)」「茉莉(まり・まつり)」「莉子(りこ)」などの女性名にも使われます。
イメージや象徴
『考察事典』おすすめの一冊
英語圏で使われる約1800の人名を収録した事典です。
ギリシア語、ラテン語、ヘブライ語、ケルト語、ゲルマン語などかあら、その人名の歴史を探究します。
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ジャスミン(Jasmine)には、「神からの贈り物」「愛らしさ」「優美」「エキゾチック」「官能的な魅力」などのイメージや象徴的な意味があります。
神からの贈り物
ジャスミンの名前の由来となった「ヤスミン」は、ペルシャ帝国の人々が香水を作るために使っていた「ジャスミンの花」を意味するペルシャ語です。
「ヤスミン」の言葉自体は「神の贈り物」を意味します。
ジャスミンの花言葉
ジャスミンの花言葉には、「愛らしさ」「優美」「愛」などがあります。
清楚で上品な花の姿や香りの良さから、これらの花言葉が付けられたと考えられます。
エキゾチックで官能的な魅力
ジャスミン(植物)の歴史は古く、古代エジプトから栽培が始まったと言われており、現在はアジアやアフリカなどの熱帯・亜熱帯地方が主な原産です。
ジャスミンはシリア、ハワイ、インドネシア、パキスタン、フィリピン、タイなどの国花とされており、その歴史的・文化的背景や名前の響きから「ジャスミン」という名前は異国情緒を感じさせるエキゾチックなイメージがあります。
また、「花の精油の王」とも呼ばれるジャスミンの濃厚な香りは、「官能的な魅力」を連想させます。
ジャスミンはクレオパトラが愛した花としても有名で、クレオパトラはジャスミンを官能的な香りのする香油や媚薬として使用し、美容に良いとされるジャスミン茶を愛飲していたとも言われています。
『アラジン』のジャスミン姫
ジャスミンという名前で有名なものは、1992年公開のディズニー映画『アラジン』のジャスミン姫です。
ジャスミンという名前は1970 年代にアメリカで普及し、ジャスミン姫の登場以来、ジャスミンという名前の人気が上昇し、1994年には「アメリカの女の子に最も人気のある名前トップ 100」の23位にランクインしました。
ジャスミン姫の真っすぐな心、強い意志、自由への憧れなども、「ジャスミン」という名前にポジティブなイメージを与えました。
関連作品
ジャスミン(Jasmine)が、モチーフやシンボルとなった作品を紹介します。
ブルージャスミン(映画)
2013年に公開された映画。
ジャネットから「ジャスミン」に名前を変えたヒロイン。
ニューヨークでセレブ生活を送っていたものの夫も財産も失い、サンフランシスコに引っ越して再起しようとする物語。
転落人生の中でもがき、精神を病んでいき、ヒロインの過去や心の闇を浮き彫りにしていきます。
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