ガイア（Kaeya）

概要

ガイア（Kaeya）は、miHoYo社が開発したオンラインアクションロールプレイングゲーム『原神（Genshin Impact）』に登場するキャラクターの名前です。

「ガイア」と呼ぶのは日本だけ？

“Kaeya” は通常「カイヤ」「カエヤ」「ケイヤ」と発音されるため、日本で「ガイア」と呼ばれることに疑問にを抱く海外ユーザーがいます。
「ガイア」という名前は日本語に合わせて変更されたと考えられます。

“Kaeya”は日本の女性名「かえ」「かや」と読みが似ています。
「カイヤ」「カエヤ」は日本では女性名をイメージする可能性があり、「ケイヤ」は日本の男性名（圭也、敬也等）として一般的であるため”Kaeya”のエキゾチックな外見と違和感を抱く可能性があります。
また、”Kaeya”の中国語表記である「凱亞」は日本語で「がいあ」と読めます。

そういった事情で”Kaeya”は日本では「ガイア」になったという見方もありますが、公式の回答はありません。

ガイアという名前は、一般では “Gaia” “Gaea” と表記されます。

イメージや象徴

これから記載する内容は、原神Wiki や reddit で紹介された考察をもとに、情報をまとめています。

ガイア（Kaeya）には、「カルティケヤ」「コクマルガラス」「モンスーンの花」などのイメージや象徴的な意味があると考えられています。

カルティケヤ

ガイアは、ヒンドゥー教の戦争の神であるカルティケヤと関連がある、という説があります。

カルティケヤ（Kartikeya）は、パールヴァテ​​ィとシヴァの息子で、ガネーシャの兄弟です。
カルティケヤ（スカンダ）が仏教に入って、仏法の護法神となったものが韋駄天（いだてん）です。

西暦1世紀以前の考古学的証拠では、カルティケヤは火の神であるアグニと一緒に発見され、初期のヒンドゥー教において重要な神であったことが示唆されています。

カルティケヤは、パラヴァニと呼ばれるインドクジャクに乗っています。

コクマルガラス（黒丸鴉）

Kaeya はKæja、Kaja、Kaya とも書き、スカンジナビア語で純粋を意味し、スウェーデン語でコクマルガラスを意味します。

コクマルガラスは、ビールの製造で使用される発酵穀物を盗むことで知られており、コクマルガラスは酔うのが好きだという俗説があります。

また、クジャクの羽を拾って身に着けクジャクのふりをした（身分を偽ろうとした）コクマルガラスの寓話が残っています。
イソップ寓話でも『虚飾で彩られたカラス』のエピソードが残っています。
このエピソードは、「身分を偽ったため最後には身内のカラスからも迫害された」というものや、「己を受け容れ、己で努力することが大切」という教訓で締めくくられているもの等、様々なバリエーションがあります。

クジャク

ガイアの命ノ星座は、クジャクの羽根です。
「孔雀羽座」と表記されており、「孔雀座」ではありません。
そのため、先述の「クジャクの羽根を付けて身分を偽ったコクマルガラス」という寓話や

モンスーンの花

ガイア（Kaeya）という名前は、タミル語で「モンスーンの花」を意味する、という説もあります。
しかし、この説を裏付ける有力な情報源がないため、あまり信憑性がないとされています。

「モンスーン」とは：
夏と冬、季節によって風向が反対に変わる風のこと。「季節風」とも呼ばれます。
夏の季節風による雨期を表す場合もあります。