虹(にじ)

目次

概要

虹は、大気中の光が水滴によって屈折・反射・分散されることによって生じる自然現象である。

他言語での表記

英語rainbowレインボー
イタリア語arcobalenoアルコバレーノ
スペイン語arco irisアルコ・イリス
ドイツ語Regenbogenレーゲンボーゲン
フランス語arc-en-cielアルカンシェル

イメージや象徴

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日本俗信辞典

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虹には、「希望」「多様性」「結束」「神秘」「架け橋」などのイメージや象徴的な意味があります。

キリスト教・聖書におけるイメージ

天と地を結ぶ虹は、神と人間を結ぶ通路を表す。

希望、幸福

虹は、天候の変化や雨上がりの後に現れることが多い。
虹のこの美しい自然現象は、人々に希望や幸福の象徴として捉えられる。

また、雨上がりの後に虹が出現することから、逆境や辛い状況の後に訪れる幸せや成功を象徴するとされることもある。

調和、多様性

虹は様々な色が一つのアーチに集まっており、色と色が調和している。
この様子は多様性や異なる要素が共存し調和することを表す。

人々や文化の多様性や異なる背景を持つ人々が共に生きることの大切さを象徴することもある。

結束、平和

虹は異なる色が一つになって現れることから、人々の結束や団結を象徴することがある。
七色のアーチが一つになっている様子は、個々の要素が一体となり、平和や調和を築く力を表す。

神秘、不思議

虹の美しさと神秘的な姿は、人々に不思議な感覚を与える。
虹が天空にかかる姿は、自然の力についての神秘を感じさせることがある。

また、虹は古代の神話や伝説に登場し、神聖な存在として崇拝されることもあった。

関連作品

虹が、モチーフやシンボルとなった作品を紹介します。

The Rainbow(絵画)

George Inness, “The Rainbow”, 1878-1879

ジョージ・イネスの作品(1878-1879年)。

嵐の後にかかる虹を描いている。

イネスは風景画に専念し、自然の中で見た神性を描いた。

イネスにとって虹は精神性を象徴するものであり、よく虹を描いた。

Sunbeam and Summer Shower(絵画)

Evelyn de Morgan, “Sunbeam and Summer Shower”, 1810-1914

イーヴリン・ド・モーガンの作品(1910-1914年)。

右側の金のドレープをまとった女性が、迫りくる夕立(Summer Shower)から身を守っている。

左側の雨雲と雨粒に溶けたドレープをまとった女性は、雨雲で影を落としながら、虹を作り出している。

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