レッド(赤)
概要
赤は、RGB色空間やCMYK色空間において、最も基本的な色の1つで、光の三原色の一つでもあります。
信号の色としても使われており、交通標識やライト、非常用品などでよく見かけます。
統一団結や勝利の色として、スポーツや政治などの競技や団体でもよく使われます。
他言語での表記
英語 | red | レッド |
スペイン語 | rojo | ロホ |
イタリア語 | rosso | ロッソ |
ドイツ語 | rot | ロット |
フランス語 | rouge | ルージュ |
イメージや象徴
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赤には、「情熱」「愛」「エネルギー」「血」「高級感」「魔除け」などのイメージや象徴的な意味があります。
一般的なイメージ
赤は、情熱、愛、血、危険、力、戦争などのイメージを持つことが多く、様々な文化や場面で使われます。
色彩心理学におけるイメージ
赤は、色彩心理学では、活力、エネルギー、行動力、情熱、暴力、独立心、野心などの感情を表すとされています。
キリスト教・聖書におけるイメージ
赤は、キリストの受難を表します。
したがって、殉教への敬意を表す色でもあり、殉教者の祝日には赤い祭服が着用されることがあります。
赤は、十字架に磔にされる刑場に向かうイエスが着せられた外套の色です。
そのため、使徒や殉教者の外套の色としても用いられます。
神話や歴史におけるイメージ
エジプト神話では、登場するセト(暴風の神、太陽の守護神)と関連付けられることがあります。
北欧神話では、赤髭のトールが有名です。
ローマでは、勝利した将軍は顔を赤く塗って凱旋しました。
エネルギー
体内を流れる血の色であり、太陽を表す色でもある赤は、生命の力やエネルギーを象徴する色です。
やる気を出すためや自分自身を奮い立たせるために、赤いものを身に着けることがあります。
高貴、高級感
古来では、赤は紅花を用いて作られており、経年変化で色褪せやすく、鮮やかな赤に染色することは困難でした。
加えて紅花は希少で高価なものでもあったため、一部の特権階級の者のみが身につけられる色でした。
レッドカーペットは、王族や高官、セレブリティなどの要人を歓迎するために歩行路(または絨毯)として伝統的に用いられています。
現代においても、深みのある赤(ボルドー、ワインレッド、バーガンディー、ピジョンブラッドなど)は、高級感のある色として扱われます。
魔除け
魔、病気、災害などへの対抗として、赤いものを食べたり身にまとうことがあります。
鳥居の赤は、邪悪なものを神聖な場所(鳥居の奥)に入れないようにします。
関連作品
赤が、モチーフやシンボルとなった作品を紹介します。
赤い部屋(小説)
江戸川乱歩の小説。
異常な興奮を求め七人の男が集まった「赤い部屋」で、ある男が語る。
この男、九十九の異なった殺人法を試したあげく、その罪悪にすら飽きはてたと――。
ブラッド・ダイヤモンド(映画)
映画『ブラッド・ダイヤモンド』(原題:Blood Diamond)は、2006年に公開されたアメリカ合衆国の映画です。
シエラレオネ内戦の時代に起こった、「赤いダイヤモンド」の取引を描いています。
シエラレオネ内戦での子どもたちの兵士化や虐待も描かれ、アフリカのダイヤモンド問題を題材にした作品として高く評価されており、アカデミー賞にもノミネートされました。
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