オレンジ色(橙色)
概要
オレンジ色は、赤と黄の中間色で、明るく温かみのある色合いを持つ。
オレンジ色とだいだい色(橙色)は、JIS慣用色名においては同じ色とされているが、別々の色として区別される場合もある。
オレンジ色は、エネルギーと活力を象徴し、幸福感や創造性を表す。
また、元気を出したり、目立つ効果があるため、広告や警告表示などで使用されることもある。
他言語での表記
英語 | orange | オレンジ |
スペイン語 | arancione | アランチョーネ |
イタリア語 | naranja | ナランハ |
ドイツ語 | orange | オランジュ |
フランス語 | orange | オランジュ |
イメージや象徴
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オレンジ色には、「エネルギー」「創造性」「情熱」「刺激」「消防士」などのイメージや象徴的な意味があります。
仏教におけるイメージ
仏教においてオレンジ色は献身と至福を意味する。
また、昔は死刑宣告を受けた罪人が身に着けていた色であり、あらゆる侮辱や誘惑によく耐え、怒りを鎮めるための色として袈裟に用いられることがある。
エネルギー、活力
オレンジ色は明るく活気に満ちた色とされており、エネルギーや活力を象徴する。
暖かさや陽気さを表現し、人々に元気やポジティブな気持ちをもたらすとされている。
創造性、情熱
オレンジ色は創造性や情熱を喚起する色としても知られている。
鮮やかなオレンジ色は熱狂や興奮を表現し、アイデアの芽生えや情熱的な表現に関連付けられることがある。
変化、刺激
オレンジ色は変化や刺激を象徴する色とも言われる。
明るい色合いは新たな始まりや冒険心を連想させ、変革や成長への意欲を高めることがある。
囚人
一部の地域や制度では、刑務所の囚人が身に着ける制服がオレンジ色である。
このため、オレンジ色が囚人を象徴する色として一般的に認識されるようになった。
オレンジ色は目立つ色であり、警告や注意を喚起する効果がある。
そのため、一部の地域では逃走囚の捜索や公共の安全を確保するために、囚人の服やベストにオレンジ色を使用することがある。
消防士
オレンジ色は、消防士の制服にも用いられている。
オレンジ色は鮮やかで目立つ色で、視認性が高い。
そのため、火災現場や緊急事態において、オレンジ色の制服は認識されやすい。
オレンジ色は緊急事態や救助活動を象徴する色として認識されている。
消防士は緊急時に人々を救助する役割を担っており、オレンジ色の服はその職能を象徴するものとして選ばれている。
関連作品
オレンジが、モチーフやシンボルとなった作品を紹介します。
愛と痛み(絵画)
エドヴァルド・ムンクの作品(1895年)。
この絵画の原題は『愛と痛み(Love and Pain)』であるが、『吸血鬼(Vampire)』とも呼ばれる。
炎のように赤い長い髪(オレンジ色の髪)をした女性が男性の首にキスをしながら抱き合っている様子が描かれている。
この絵画を見た評論家からは、吸血鬼に関連する様々な解釈が述べられた。
しかし、ムンク自身は「ただ女性が男性にキスしているだけで、それ以上のものではない」と常に主張していた。
モエカレはオレンジ色(漫画)
2016年に公開された日本の漫画。
シャイで真面目な消防士と、女子高生の恋愛を描く。
「オレンジ色」は、消防士(の制服の色)を意味する。
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