ブルー（青）

概要

青は、基本的な色の1つで、RGBの三原色の一つでもある。

青色は穏やかで冷静な色であり、安定感や信頼性を表現する。
空や海のイメージと結びつき、広がりや自由を感じさせる。
また、知識や知性、洞察力を象徴し、集中力を高める。

他言語での表記

英語	blue	ブルー
スペイン語	blu	ブル
イタリア語	azul	アスール
ドイツ語	blau	ブラウ
フランス語	bleu	ブル

イメージや象徴

青には、「忠誠」「信頼」「安定」「知性」「冷静」「冷たい」「クール」「真実」などのイメージや象徴的な意味があります。

キリスト教・聖書におけるイメージ

キリストとマリアは、青いマントや赤い寛衣を着て描かれることが多い。

青は、父なる神や聖霊などを表す。

神話や歴史におけるイメージ

青は、ゼウス、オーディン、オシリスなどを表す。神々は金髪碧眼である。

古代エジプトでは、青は真実を表す色で、真実の魂を結びつけるためミイラは青く塗られた。

忠誠、信頼

青は忠誠心や信頼性を表す色として広く知られている。
青は安定感や堅実さをイメージさせるため、企業やブランドのロゴに頻繁に使用される。

安定、安らぎ

青い空や海のイメージは広がりや自由を連想させ、穏やかさや平和を象徴する。
心の安定やリラックスをもたらす色とされている。

知性、冷静さ

青は知性や冷静な思考を象徴する色とされてる。
集中力や洞察力を高めるとされ、学術や科学分野で使用されることが多い。

真実、純粋

隠すものがない（雲がない空）のイメージから、真実や純粋を表す。

高貴

青は、高貴なものをイメージさせる。
自然の花や石には鮮やかな青が少ないため、昔は鮮やかな青に染色することが難しかった。
鮮やかな青はラピスラズリを用いて染色されたため、青は希少価値の高い色として、高貴な身分の人々しか身にまとえなかった。

「ロイヤルブルー」は、イギリス王室のオフィシャルカラーに由来する濃い紫みの青色である。

「青い血」は、血筋の良さや高貴な身分を表す。
ヨーロッパの支配階級は肌の白い人種が多かったため、綺麗な白い肌に、青い静脈がよく透けて見えたためだと考えられている。

負の感情

青は時に悲しみや寂しさを連想させることがある。
たとえば、「ブルーな気分」というと憂鬱や哀愁を表現するために使用される。

青は他にも、絶望、失意、落胆などをイメージさせる。

クール、冷徹

青はクールで冷静なイメージを持つため、感情的な要素を抑えた冷たい印象（冷徹な印象）を与える。

不健康、病気

青は、血や活力を意味する赤と真逆の色であるため、不健康や病気を表す場合がある。

青い顔は、血の気を失った顔（生気のない顔）を表す。

関連作品

青が、モチーフやシンボルとなった作品を紹介します。

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏（絵画）

青い眼がほしい（小説）