2(two)
目次
概要
2は自然数のうち最も小さい偶数であり、数字の中では最も基本的な数の1つ。
表記:二、弐、貳、貮、に、じ、ふた、ふたつ
他言語での表記
英語 | two | トゥー、ツー |
イタリア語 | due | ドゥエ |
スペイン語 | dos | ドス |
ドイツ語 | zwei | ツヴァイ |
フランス語 | deux | ドゥ |
イメージや象徴
2は、「対」「分離」「結びつき」「ペア」などのイメージや象徴的な意味があります。
キリスト教・聖書におけるイメージ
2は、敵対、対立、分離のシンボルとされるが、最終的には結合(1になる)に至る。
神と被造物、太陽と月、右と左、男と女など。
キリスト教では、どちらが良い・悪いなど二元論的であることを好まない。
数秘術におけるイメージ
数秘術では、調和、協力、結合、繊細などを象徴する。
相反するものの対
陰陽、男女、白黒、上下など。
中国の哲学である陰陽思想において、陽に対して陰があり、二つの相反するものが一体となることで世界が成り立っているとされている。
結びつき、パートナーシップ
2人で結ばれる結婚式、団結力を表す「2人で一つ」という言葉などからイメージされる。
対等な関係
対面座席や対局、対談、二人三脚などは、対等な関係があることを示す。
二元性、選択
二者択一、二択、二股、分かれ道など、2つの選択肢のうち1つを選ばなければならない状況を表す。
双子、ペア
2つのものが似ていることを表し、双子やペアの象徴として用いられる。
分割、二分
二分割することを表す。「分割」や「分裂」といったイメージが付きまとい、結婚式で渡す祝儀額について、偶数は「割り切れ=別れ」を連想させることからタブーとされている。
二番手、二流
2は1よりも小さく、最初ではないことを表す。
そのため、2には「二番手」や「二流」といったイメージが付きまとい、落ち込んだ気持ちや劣等感を表現する際に使用されることがある。
関連書籍
数字について解説した書籍を紹介します。
図形と数が表す宇宙の秩序
2020年に発表された書籍。
基本的な図形とそれに対応する自然数は、文化や時代を超えた象徴的な意味を持ちます。
この象徴的な意味が、古代建築の設計や絵画の構図、都市計画などに用いられてきたということを具体例を示して解説しています。
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