1(one)
概要
1は自然数の中で最も小さい数であり、他の自然数を全て割り切ることができる特別な数。
1は多くの文化や宗教で特別な意味を持っており、数学的にも文化的にも重要な役割を持つ数である。
日本での表記・読み方は、一、Ⅰ、壱、壹、弌、いち、ひと、ひとつ等。
他言語での表記
英語 | one | ワン |
イタリア語 | uno | ウノ |
スペイン語 | uno | ウノ |
ドイツ語 | eins | アインス |
フランス語 | un | アン |
イメージや象徴
1は、「エース」「最上級」「仮称」などのイメージや象徴的な意味があります。
キリスト教・聖書におけるイメージ
神の数。
神の統一性、唯一性を強調する数字として用いられる。
神は一であり、神は原理にして絶対的存在である。
仏教におけるイメージ
仏教において「1」は全てのものがつながっているということや、すべてが同じ根源から生じているということを表す象徴として重要な意味を持っている。
『一切皆苦(いっさいかいく)』
この世にあるもの全てが苦しみを伴うという意味であり、全てが一つ(一切)であるという考え方が含まれている。人生は思い通りにならないという意。
『一如(いちにょ)』
全てのものが本来的には同一であるという考え方であり、すべての存在が同じ根源から生じているとされている。
この考え方は、禅宗などの実践的な仏教においても重要な教えとなっている。
数秘術におけるイメージ
西洋の数秘術では、1 は万物の始まり、唯一絶対であること、神などを象徴する。
アクティブ
デジタル信号で、0は「なし(OFF)」を表すのに対し、1は「ある(ON)」を表す。
1は、信号がアクティブである場合を表す。
最高位、唯一
数字の順番や成り立ちから、「第一位の」「一番目の」「唯一の」といったイメージがある。
ナンバーワン、オンリーワンなど。
エースナンバー
高校野球では、主にエースが付ける背番号。
関連書籍
数字について解説した書籍を紹介します。
図形と数が表す宇宙の秩序
2020年に発表された書籍。
基本的な図形とそれに対応する自然数は、文化や時代を超えた象徴的な意味を持ちます。
この象徴的な意味が、古代建築の設計や絵画の構図、都市計画などに用いられてきたということを具体例を示して解説しています。
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